総合病院勤務の20代看護師(女)。人手不足に粘着質な患者のプライベート質問攻撃に辟易した日々の話。

総合病院勤務の20代看護師(女)。人手不足に粘着質な患者のプライベート質問攻撃に辟易した日々の話。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
23歳

【当時の職業】
看護師、総合病院の一般病棟(外科系混合病棟)勤務

【当時の住まい】
公営住宅の実家で母と2人暮らし。

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
今は退職し主婦





【就職のきっかけと経緯】
実家から近く、自分自身が子どもの頃から通院したり入院したことがある病院で雰囲気を知っていたため。
総合病院で地域でそこそこな大きさだったので色々な診療科や部署を経験したいと思って就職。

【環境と仕事内容】
整形・耳鼻・皮膚・歯科口腔外科の混合病棟の看護師。
18人の看護師で7:1の看護体制。
整形が大半なので患者さんはほぼ高齢者で認知症の人が多かった。
当時は2交代で月5?6回の夜勤をしていた。
公立だったので地方公務員の給料形態だった。
週休は取れるが、年次休暇は年に5日取るのがやっと。
しかも出勤したのに今日休んでいいよと帰されることもあった。
看護師の寮は無く、敷地内に官舎(医師・研修医用)があるだけ。

【大変だった時期】
3年制専門新卒で就職し2年目の終わり頃(2月ごろだったはず)




【大変だったこと】
1年目で4人退職、3人産休で極端に人手不足になり月に7回夜勤を数ヶ月。
労働組合から何故か私が注意されるものの人手不足すぎてどうにもならず。
その頃はギスギスした職場雰囲気だったが、2年目に入ると人員補充がありそのときの苦労もみんなで乗り越えたチーム感が強くなり仲が良くなった。
患者は整形外科が多くADL全介助が当たり前。
腰や腕などを痛めて自分もかなりの期間通院していた。
ナースコールもなぜか1人鳴り出すと同時に3?4人鳴り、トイレ介助でほぼ1日が終わっていた。
休みは取れるが年次休暇は5日取るのがやっと。
人手不足の頃は日付けが変わりそうになる時間まで残業していたこともあった。
認知症の患者が多いため、夜中の見回りはまるで動物園。
裸族になる人や点滴の自己抜針は当たり前。
もともと完全寝たきりなのに絶対歩かないと届かない距離に転倒している患者さんなどホラーなエピソードをたくさん経験した。

【大変だった期間】
新卒から3年目の途中で異動辞令が出るまでその病棟にいたが、実質大変だったのは1年目の8ヶ月ほどの間だった。




【当時の心境】
1年目はとにかく人手不足すぎて、プリセプターがいるにも関わらずほとんど指導をしてもらうことがなかった。
同期で配属された人が1ヶ月半でリタイヤしたためかなり寂しい気持ちがあり、なかなか馴染めず苦労した。
勤務日がすごく憂鬱だったのを覚えている。
2年目からは雰囲気も良くなり、飲み会では医師や薬剤師・MSW・栄養士・リハビリスタッフなど大人数で飲んで交流できてすごく楽しかった。

【職場が大変だった原因】
結婚・妊娠・出産ラッシュの年に、退職希望者がなぜか多かったのが大きな要因。
職場の雰囲気自体はお局さんが常にピリピリしていたせいで周りもリラックス出来ず、日々八つ当たりされないか不安を抱えていた。
速やかに人員補充できないほど退職希望者や産休が出たために職場の雰囲気が悪くなったと思う。




【仕事で良かったこと】
骨折で寝たきりの人が手術・リハビリを経て車椅子に乗れるようになったり、松葉杖で歩けるようになるくらい回復していく姿を見るのがとても嬉しかった。
ほとんどは高齢者で、入院の時点である程度寝たきりに近づく覚悟をしているが本人の頑張りを応援できるのがやりがいを感じた。




【特にひどかった最悪の出来事】
2年目の終わり頃、他病棟がいっぱいで入院してきた40代の男性患者。
入院担当が偶然私だったのだが、その日以降やたらと話しかけてきて、彼氏はいるのか、家族構成はなどプライベートなことを聞き出そうとしてきた。
病棟の入り口にあるスタッフボード(顔写真)を撮影しようとしていたところを他の看護師に注意されていたりと困った人だった。
退院間近には自分の部下と合コンしないかとしつこく誘われて、メールアドレスまで渡してきた。
流石に気持ち悪いと感じて所属長にそれとなく相談して担当から外してもらった。
私の他にも若い20代のスタッフは複数人いたが、他の人は被害無し。
退院後しばらくして(おそらく通院日)から病棟に再び現れて名指しでいないのかと呼び出そうとしたそうだが、偶然その日は休みだった。
その後、所属長を通して主治医から注意してもらい、突撃してきたりされることは無くなった。
何度も何度も断っていたし、その気はないと言ったのに、本当に気持ち悪い人だったと今でも鳥肌が立つ。




【相談した人・助けてくれた人】
しつこいプライベート質問にうんざりしていた頃に40代の先輩が関わらなくていいように処置を代わってくれたり、日替わりの受け持ちもその患者の部屋を受け持たなくていいように配慮してもらえるよう掛け合ってくれた。
所属長は初めは気づいて無かったらしいが相談してからは親身に愚痴を聞いてくれた。

【改善のための行動】
患者からのクレームなど困った対応があればすぐに相談と言われていたので所属長やリーダーに話すようにしていた。
しつこかった患者の対応以外にも、いろんなことを相談し患者にガツンと言ってもらうことでその後トラブルなく過ごせた。




【現在の状況と心境の変化】
あれから5年ほど経過するが、引っ越しをきっかけに退職したため今現在の職場の状況はわからない。
しかし、仲が良かった先輩たちとはたまに連絡を取っていてあの時は大変だったねと今ではいい思い出になっていることが多い。
辞める直前は別部署で人間関係で精神的に参ってしまっていたので、今はストレスフリーになって充実している。

【学んだこと】
まずは、世の中には常識が通用しない不思議な人たちがいるんだなぁと学びました。
クレーマーにしても、半分冗談のフィクションだと思っていたが実在するし、対応は慎重にすべきだと学んだ。
粘着質な患者も、自分で対応しても仕方ないので早いうちに第三者を頼ろうと思った。



【当時の自分へのアドバイス】
今はめちゃくちゃ大変かもしれないが終わりは来る。
何故か患者に粘着されるけど、自分でどうにかしようとせず早く先輩たちに助けを求めて。
クレーマーも下っ端な自分で対応するのは危険だから管理者に任せよう。
部署の先輩や他職種は優しいからたくさん頼って、たくさん学んで楽しい日々を送っていけますように。
決して諦めずに毎日頑張れば認めてもらえるから!