看護師2年目。外科病棟に配属し、先輩の威圧に耐えながら激務に励んだ日々の話。

看護師2年目。外科病棟に配属し、先輩の威圧に耐えながら激務に励んだ日々の話。

【性別】女性
【年齢】(仕事が大変だった当時)
23歳

【当時の職業】
看護師

【当時の住まい】
実家で両親と同居でした

【その仕事はまだ続けてる?もう辞めた?】
転職して、同じ業種の別の職場で働いている





【就職のきっかけと経緯】
小さいころから看護師になりたくて、高校生のころからは色々な病院へ社会科見学に行ったりした。
看護大学を経て自宅近くの病院に就職しました。

【環境と仕事内容】
自宅近くの総合病院でした。
従業員は300人以上はいたと思います。
看護師2年目、看護業務も多少は慣れたころでしたが、日々の業務は過酷で、日々残業でした。
業務開始時刻より1時間以上早く出勤し、患者さんの情報収集をします。
患者さんの変化を把握し、その日の予定を確認します。
オペ、検査、入院、退院、カンファレンスなど予定をだいたい頭にいれます。
業務前に、点滴の準備もしなきゃ間に合いません。
9時過ぎたら患者さんに点滴投与できるようにです。

【大変だった時期】
看護大学を出てから、2年目のころ




【大変だったこと】
当時の先輩はとにかく怖い人ばかりでした。
狭い休憩室で、先に先輩たちが昼食をとっていると、新人の私たちは入れる雰囲気ではなく、レントゲン保管倉庫で昼食をとっていました。
同期が休みで、一人の時はトイレでおにぎりを食べることもありました。
当時は喫煙も自由で、しかも看護師はヘビースモーカーが多いんです。
休憩室でガンガン吸っていました。
煙もくもく今ではあり得ない状況です。
外科にいたころは、緊急手術が入ったりすると終了するのは22時を回る頃でした。
当時は夜勤も入っていたため、準夜日勤という勤務もよくありだいぶ体力消耗でした。
準夜は夕方から深夜1時まで。
1時に帰宅して、朝の9時からは日勤が始まります。
若さで乗り越えてました。

【大変だった期間】
3年以上は続いてました




【当時の心境】
仕事はとても忙しく緊張感のあるものでした。
先輩たちは怖かったですが、当時はそれが当たり前でした。
学校の先生も叩いたりする時代でしたから。
でも、当時はやっぱり仕事に行くのが億劫でした。
休みの次の日は本当に行きたくありませんでした。

【職場が大変だった原因】
時代だと思います。
20年前の病院なんて、どこでもブラックだったと思います。
会社の体制や人間関係含めて。




【仕事で良かったこと】
患者さんからは慕われたことです。
いつも大変だね〜とか、頑張ってるからご褒美あげるよなんて、お偉い社長さんもいました。
きつい業務をこなしていくうちに、看護技術は上がっていきました。
採血や点滴はやればやるほど上達していくので、本当に楽しかったです。




【特にひどかった最悪の出来事】
外科に入院したのに精神科か!?というような人も多数いました。
中には、病室立てこもり事件が発生しました!ニュースまではならなかったですが、他の患者を外へ出し、4人部屋に立てこもりました。
ベッドやごみ箱、シーツなど、あらゆるものをひっくり返し、窓から枕を投げ、なんと・・・床に排泄をし・・・(しかも女性です)患者の要望は何だったのかというと、ただ退院したかっただけのようでした。
私はハワイに帰るんだ!と意味不明な言動を発していました。
とにかく怖かったです。
検査結果に異常があったので、入院になったのに、なんで入院しなきゃいけないんだと医者に食い下がったようでした。
でも、医者は面倒なのは全部看護師に投げます。
「じゃ、あとはおねがい」みたいな感じです!それはい現代でも同じです!




【相談した人・助けてくれた人】
激務については、相談というか仕方なかったですが、やはり家族の支えでした。
私は実家にいたので、母が家事をしてくれていたので、仕事が激務でも耐えられました。
心の支えとしては、付き合っていた彼氏でした。
仕事帰りに迎えに来てくれたり、時には夜こっそり病院に来たりすることもありました。

【改善のための行動】
当時はまだ、業務改善というものは盛んではありませんでした。
残業も当たり前でしたし。
個人的に頑張れることはなかったですが、意地悪な先輩に仕事を押し付けられたりするときもあり、これは将来的に役に立つと自分に言い聞かせていました。




【現在の状況と心境の変化】
あれから20年たち、職場は変わりましたが、業務改善は大幅に変化したと思います。
まず、怖い先輩が消えました。
今は新人さんには丁寧に、わかりやすく、温かい気持ちで指導するようにと言われています。
それでも、多少大変なことが起きると、すぐに辞めてしまいます。
つまり、成長速度が遅いです。
今の教育方法なので仕方ないのかなとは思いますが。

【学んだこと】
一番は精神的に鍛えられたことです。
一人でも生きていけるくらいの経験はしてきました。
打たれ強くなったことで、多少何か言われても大丈夫です。



【当時の自分へのアドバイス】
当時の自分は余裕がありませんでした。
嫌なこともたくさん言われてきたでしょう。
でも、頑張ったかいがありました。
よく、看護師を続けていましたねと、褒めてあげたいです。
1年目の時に、一度本気で退職し看護以外の道へ進もうと思ったこともありました。
当時の自分が考え直し、努力してきたことで今の自分があります。
本当に感謝です。